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ハードウェアチーター漆原

by
ハリス漆原
ハリス漆原
家でバーチャを楽しめることになるなんて、露にも思っていなかった。同時に、家でバーチャを楽しむためには、今まで必要のなかった様々なスキルが必要なこともわかった。その中の1つにアケコンがある。もちろん自分にあったアケコンのチョイスというのが一番大事なのだが、アケコンは買って終わりではなかった。むしろ始まりなのである。
 
秋葉原の千石電商にてgamer finger製の銀軸静音ボタンを購入した。予備込みで6つのボタンを何の気なしにレジに持って行き、「4,500円です」と言われ我に返る。思わずレジの店員さんに私のアケコン10,000円なんですが、と言いそうになった。意味わかんないけど。
 
ミニ四駆を妹に作らせていたレベルの私でもボタンの交換くらいは出来そうだが、問題はレバーである。もう少し静かでシャフトの短いレバーに変えてみたい、そんな気持ちはあれど、虎の子のアケコンがただの箱になっちゃう可能性もあるわけで、なかなかその一歩が踏み出せない。思えば、アーケードでもレバーの調整がうまいゲーセンとうまくないゲーセンがあったなあ、なんてことを思い出しながら今日も能う限り静かにレバーを回している。
 
きっとアーケードでブイブイ言わせていたプレイヤーほど家庭用とは縁遠く、アケコンを自分で調整しなければならない難しさを痛感しているのではないだろうか。
 
だが逆に自分で調整できちゃう拡張性・無限性に楽しさを見いだしているプレイヤーもいる。レイフェイ使いの"かめ"だ。彼は既にアケコン本体以外に数万円の投資を行っているらしいが、それだけでは物足りず自分でパーツを削りながらの調整を続けている。つい先日LINEにて《最高傑作が仕上がった。これでVFesは卒業。》という、手段(アケコンの調整)と目的(VFesの快適なプレイ)が逆では?と思うような報告があったが、これは完全なる私の間違いであった。氏の場合、目的はあくまでアケコンの調整であり、その手段としてVFesをプレイしているのだ。なので、最高傑作のアケコンを組み上げた彼に、VFesを続ける意味はない。しかし、カメラほどの深さはないにしろ、アケコンも浅めの沼のような一面がある。再び彼の中で、今の最高傑作を超えるアケコンを創作する意欲が湧いてくる日は近いと確信している。
 
そんな中、沼どころかチャプチャプと浅瀬で水遊びをしている程度の私ではあるが、「ミスったらただの箱、ミスったらただの箱、ミスったら…」と念仏の如く唱え続け、緊張のあまりブルブルと震えだす手をもう片方の手で抑え込みながらも静音ボタンを導入したことで、気兼ねなくボタン回復(よろけ・起き上がり)ができるようになった。これまでは回復と離婚を天秤にかけ、あえて無回復だっただけである。但し、リオンの貼身双勾手(逆ヨガフレイム投げ)の後の大ダウンは禁止とさせて頂きたい。
 
私もいつの日か、氏のようにバッキバキのゴッリゴリにアケコンを自分好みに調整し、アケコンを持たずに訪れた友人に吐き捨てるように言いたい言葉がある。
 
「ピーキー過ぎてお前にゃ無理だよ」(劇場版「AKIRA」より)

作成日時:2021/10/02 11:37
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コメント( 1 )
公開処刑
公開処刑
10月2日 12時31分

漢字と英語多くないスか?

ハリス漆原
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