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二択とはなんなのか 序文

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kan
kan
初心者向け記事をはじめてみることにしました。

この手のをなんでこれまで書いてこなかったのかといえば、

・そういうのは本当に強い人から教わる方がいいに決まっている。同じ内容でもキャッチボールのコツを聞くなら
その辺にいる草野球好きのおっさんよりも元メジャーのおっさんから教わった方が誰にとっても良い的な。

・自分が書かんでも誰か書いてくれるだろと思っていた

・そもそも自分自身対戦に相当なブランクがあっていろいろ怪しかった

・バーチャファイターで遊ぶのに忙しかった


あたりが主な理由です。
そしてなぜ稼働から1年経ち、すでに情報が出揃っているであろう今書こうと思ったのかといえば、

・動画はたくさん増えたけどもテキストベースの攻略が思ったより増えなかった気がする

・むしろ出揃った情報をうまく咀嚼できず苦労している人が今の時期多いのではという気がした。というか過去の自分がそうだった。
でもいまさらこんなこと上級者の人に聞きづらい、みたいなことを思う人もいるのではないかと思う。

・自分の段位が現在爆焔神、まあ発言にもそれなりの説得力があるように見えるくらいにはなったのではないか、と思った。
少なくとも自分の考え方でも爆焔神にはなれるという裏付けにはなるだろうと。

・なんでもいいんだけどバーチャファイター界隈にもっとコンテンツが欲しいな、と思った。
なのでまず自分でバーチャファイターの読み物を作ってみることにしてみた。


・俺が読みたいからほかの人もなんか書いてほしい。

・VFキャンプ王に俺はなる


これらが大まかな理由です。

で、このうちの「情報をうまく咀嚼できず苦労している」という点について。
「まずはしっかり守って、自分のターンが来たら最速で中段と投げの二択を仕掛けましょう」
誰しもが一度は上級者からもらったことのあるアドバイスだと思います。
仮に今、自分が誰かに強くなる方法を聞かれたとしても似たようなことを言うでしょう。

ただ思い返してみるに、初心者が困っているのって
・しっかり守るってどうすれば?
・自分のターンって+6以上の時だけ?
・最速で二択をかけているつもりだけど自分のプレイは間違っている?

みたいな感じだったと思うんですね。

プレイを見ながらであれば今は避けなくてよかったね、とかもっと投げ多めでいいですよ、とか言えるんでしょうが、
そういう機会に恵まれないケースや、あるいは機会を持つこと自体にハードルを覚える人もいるかもしれません。

だとしても折れることなくただひたすら愚直に上記アドバイス通りのプレイを実行し続けることで
徐々に実感と理解が伴うようになってくるだろう、という期待もできます。というか本来それが正攻法なのでしょう。

ですがそうなるまで延々黒星を積み重ねる自分の戦績を眺め続けろ、というのも現在のシーンにおいては酷な話です。
もし今から自分がその立場に置かれたとしたら即やさぐれるでしょう。闇堕ちやむなし。


というわけで、従来の攻略からもう少しだけ言葉の意味を掘り下げたあれやこれやを今後綴っていこうと思っています。
「自分が何をわかっていないのかわからない」みたいなところに心当たりのある人向けと言いますか、
実戦を通して身体で覚えていくべき部分の理屈をなるべくテキストで表してみよう的なコンセプトですかね。

なぜ勝てないのかわからないまま対戦に挑んでストレスを溜め続けているような人がせめてその理由を見つけられるように、
ランクマに疑念と負の感情しか抱かなくなったプレイヤーがこれ以上増えませんように、と願っています。
ぶっちゃけ気持ちはわかるけど文句と罵声ばかり拡声器に載せられるのは見ていて気分のいいものではない。


内容についてはざっくりそんな感じですが、あまり一回に詰め込み過ぎないようなボリュームにするつもりです。
でないと長続きしそうにないしかつてのブログ時代のように長い文章を書くのもちょっとつらい。
更新は不定期ではありますが短文でこまめにアップするスタイルを目指していけたらと思っています。
まあ読む方も書く方も気長に気楽にということで。


さて最後に本題。
「二択とはなんなのか」
なんかもう誰に聞いても擦られる呪詛のようなワードと化していますが、一体こいつの何がそんなに大事だというのか。
と言いつつ、

本質的なところで二択というのは対戦で勝つために必要なものではありません。
相手に合わせて当たる技を絞り込む作業こそが、ダメージを取りに行く過程において最も効率的であるためです。


中段と投げ、という不確定要素に頼らずとも、P→投げが通る相手なら一生それだけを狙っていけばいいし、
相手が2Pを二回連続で撃つとわかっているなら一発目をガードしたら膝をパなせばいい。
そういった癖読みが推奨されず、二択が重視される根拠はどういうところにあるのか。

次回はその解説をしてみたいと思います。
作成日時:2022/07/02 22:02
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