VF開発の方ここ見てるのかな?
格ゲーで初心者を取り込む時に提案したい事が一つあります。
それはCPU戦の向上です。
昨今、どの格ゲーもCPU戦がありますが、格ゲープレイヤーの多くはCPU戦をする事はほとんどありません。
なぜなら、CPUの動きは人と大きく異なっており、CPUといくら戦っても対人戦のスキルは上がらないからです。
そこでCPUの動きを人に近いように改善する事。
これこそ、どの格ゲーメーカーもやってない事であり、
ここにこそ初心者の取り込みのカギがあると思うのです。
スト5が出た最初期のころ、初心者が抱くスト5の不満点の一つとして、
「CPU戦のアーケードモードが無い」
といった事を言っていました(Amazonレビューに多く見受けられた)。
格ゲーに慣れた者としては、
「CPU戦などいくらしても対戦は上手くならないのだから、無くても別にかまわない」
といった感想を抱くのですが、初心者はむしろ逆で、
CPU戦こそ望んでいるのだと、この時理解しました。
というのも、初心者が格ゲーを辞める理由は決まってて、
対戦で、わけのわからないうちにボコボコにされてしまい、
その時に他人から与えられた屈辱感、恥辱感を感じて
萎えてしまって辞めるというのが理由の大半なのです。
だから初心者は、対戦して負けて屈辱を味わうのが嫌だから、
人と対戦する前に、まずCPUを相手にして練習がしたいと思うのです。
しかしCPUの動きは人と異なるため、いくら戦っても対戦スキルは向上しません。
結局、上手くなるには人と対戦しなければならず、その結果、対戦すればするほどボコボコにされて
屈辱感を味わって嫌になって辞めるというのが、初心者が離れるパターンとなっています。
(ランクマで負けると負け星のデータが付いて恥ずかしいので、ランクマをやりたがらない初心者も少なからずいます)。
ならば話は簡単。CPUの動きを人の動きと近くして、
CPU戦をすれば対人戦のスキルが上がるようにすれば良いのです。
「負けて、他人から屈辱を受けるのが嫌」
という人でも、相手が人間でなくCPUなら、幾分か屈辱感は和らぐはずですし、
ただトレモで延々と練習するのとは違い、勝った時の達成感もあります。
また、マッチングしない時間帯でも技量の向上が望めますし、
対戦と違って、いつ切り上げようが自由といった利点もあります。
都合の良い事に、バーチャファイターは似たようなCPU戦向上システムを過去に導入しています。
それはVF5Rの「弟子システム」と「ノックアウトトライアル」です。
これは対戦時の自分の行動をCPUに記憶させ、
それを覚えたCPUが、一人用のアーケードモードに出現するシステムだったと記憶していますが、
あれを入れれば、初心者にとって非常に助かるモードになると思うのです。
当時と違って今はもっと細かい対戦データを取る事も可能だと思いますので、
ぜひ、対戦時のデータを収集してCPU戦に活用してほしいと思う次第です。