VFesのリリースをきっかけに、自宅でのゲーム環境は目を見張るほど向上した。これは新居への引っ越しの中で、妻と交わした悪魔的な契約の代償として自分だけのスペース(一畳城)を手に入れたことも大きかったように思う。前の家で、妻のいぬ間にリビングでコソ&ガチャしていた頃が今や遠い昔のように懐かしい。
今の環境の快適さは、自分でもちょっと驚いてしまうくらい情熱的に一畳城の築城に取り組んだ結果なのだが、その情熱と比例するかのように一畳城内のケーブル類は混線を極め続けている。
・モニター
・PS4
・スイッチングHUB
・Amazon firestick
・アケコン
・ヘッドセット
・電源タップ
・充電ケーブル
・ノートPC
ざっと数えてみても、これだけの機器が相互にケーブルを介して繋がり合っている。まるで劇場版AKIRAの鉄雄の最期を彷彿とさせる光景だ。そして我が一畳城の鉄雄が触れたのは月ではなく、妻の逆鱗であった…。
鉄雄「月(妻の逆鱗)などはいかがでしょうか…?」
ハリス「お前…死ぬよ?」
嘘偽りなくお伝えする。4か月使用したT字型カミソリの如き鋭さで、ここまでは完全に読めていた。ばっちり対策していた。それがこちらの商品である。
サンワ ケーブルトレー(ワイヤー・Lサイズ・汎用タイプ)
ちなみに発注日は2021年05月30日である。ただ1つ私が読めていなかったのは、リモートワークの普及により当該商品が需要過多に陥り、発注から商品の到着まで5週間を要してしまったことである。ちなみに新調したリビング用のセミオーダーソファは2021年6月2日に発注し、既にリビングに鎮座している。妻にどのような嫌味を言われたか、想像に易しいだろう。
前置きが長くなってしまったが、このケーブルトレーを実際に導入・設置したので、導入前後の写真も含めて紹介させて頂きたい。
【導入前】
➡鉄雄爆誕
【導入後】
➡ぼくは…鉄雄…
この商品を万人にお薦めするつもりはない。ケーブル類が気になる人・気ならない人がいるからだ。実は私自身も妻同様、ケーブル類の露出が気になるタイプだったので、あまりにもスッキリ片付き感動している。何の変哲もないただのスチール製のトレーに、ここまでストレスを緩和してもらえるなんて夢にも思っていなかった。私にとってみれば5週間待ちも納得の商品であった。もちろん他のメーカーにも様々なサイズ・素材・値段のトレーが沢山売られているので、自宅の鉄雄が気になっている方はチェックしてみることをお薦めする。
最後に1つだけ。上の写真を見るとほとんど配線が見えず、すっきり綺麗ではある。しかし酸いも甘いも全てを包み隠さずにお伝えしたいゆえ、少しだけ屈んで撮った写真も掲載しておく。ケーブルが下段から上段に移動しただけと言われれば、その通りである。
➡見てみろ、この慌て振りを。怖いのだ、怖くてたまらずに覆い隠したのだ。恥も尊厳も忘れ、築き上げてきた文明も科学もかなぐり捨てて。自ら開けた恐怖の穴を慌てて塞いだのだ。(「AKIRA」第1巻より)
いずれ甲殻機動隊のような世界が訪れ、首の裏に直接ケーブルをブッコんで、モニターやハードすら介さずに遅延なく対戦格闘ゲームを楽しめる超ケーブルレスな日が来ることを切に願ってはいるが、それまではこのケーブルトレー(ワイヤー・Lサイズ・汎用タイプ)を大切に使っていこうと思う。